Cairo::ImageSurfaceクラス

ラスタ画像を生成するためのサーフェスです。PNG形式で出力したり、 PNG形式の画像を読み込むこともできます。

オブジェクト階層

• Object
  • Cairo::Surface
    • Cairo::ImageSurface

クラスメソッド

Cairo::ImageSurface.from_png(stream)

Cairo::ImageSurface.from_png(filename)

PNG形式のデータから新しいCairo::ImageSurfaceオブジェク トを生成します。

引数がreadメソッドを持っている場合はそのオブジェクトの readメソッドを使ってPNG形式のデータを取得します。そうで ない場合は引数をファイル名として扱い、そのファイルから PNG形式のデータを取得します。

• stream: PNG形式のデータを読み出すオブジェクト。
• filename: PNG形式のデータが保存されているファイル名。
• 戻り値: PNG形式のデータから生成した Cairo::ImageSurfaceオブジェクト。

Cairo::ImageSurface.new(width, height)

Cairo::ImageSurface.new(format, width, height)

指定された形式と大きさのCairo::ImageSurfaceオブジェクト を作ります。全ての色とアルファチャンネルは0になります。 （ただし、指定されたformatに関係のないビットに関し ては未定義です。）

• width: サーフェスの幅。（ピクセル）
• height: サーフェスの高さ。（ピクセル）
• format: サーフェスのピクセルの形式。（Cairo::Format）
• 戻り値: 新しく生成したCairo::ImageSurfaceオブジェク ト。

Cairo::ImageSurface.new(data, format, width, height, stride)

指定されたdataでCairo::ImageSurfaceオブジェクトを 作ります。各ピクセルはそのピクセルデータで初期化されま す。

• data: 画像データ。
• width: dataに含まれている画像の幅。（ピクセル）
• height: dataに含まれている画像のの高さ。（ピクセル）
• format: dataに含まれているのピクセルの形式。（Cairo::Format）
• stride: dataに含まれる画像の各行が何バイト離れ ているか。widthと別に指定できるため、行の後に詰 物をいれたり、大きな画像の一部を書き込んだりできます。
• 戻り値: 新しく生成したCairo::ImageSurfaceオブジェク ト。

インタンスメソッド

data

画像データを返します。

• 戻り値: 画像データ。

format

ピクセルのフォーマットを返します。

• 戻り値: Cairo::Formatに定義されている定数のどれか。

height

ピクセルで高さを返します。

• 戻り値: 高さ。（ピクセル）

stride

ある行の初めから次の行の始めまでの距離をバイト数で返し ます。

• 戻り値: 1行の長さ。（バイト）

width

ピクセルで幅を返します。

• 戻り値: 幅。（ピクセル）

参考

• 索引

変更履歴

• 2007-05-20: kou: スタート。