Cairo::TextExtentsクラス

ひとつのグリフか複数のグリフの範囲をユーザ空間座標で表します。 テキストの範囲がユーザ空間座標なので、多くの場合、現在の変換 行列に依存していません。context.scale(2.0, 2.0)を呼んだ ら、テキストは2倍の大きさで描画されませうが、報告されるテキス トの範囲は2倍になっていません。範囲はヒントで少し変わるかもし れません（そのため、メトリックスが変換行列に依存していると仮 定できません）が、それ以外の場合は変わりません。

オブジェクト階層

クラスメソッド

Cairo::TextExtents.new
Since 1.7: 新しくCairo::TextExtentsオブジェ クトを生成します。以下のように値が設定されています。

インタンスメソッド

height
表示されるグリフの高さを返します。
height=(height)
set_height(height)
Since 1.7
width
表示されるグリフの幅を返します。
width=(width)
set_width(width)
Since 1.7
x_advance
グリフを描画した後にX方向に進める距離を返します。
x_advance=(x_advance)
set_x_advance(x_advance)
Since 1.7
y_advance
グリフを描画した後にY方向に進める距離を返します。東アジ アの言語に見られる縦書きテキストレイアウトをのぞけば、 普通は0になります。
y_advance=(y_advance)
set_y_advance(y_advance)
Since 1.7
x_bearing
表示するグリフのもっとも左側の部分の基点からの水平方 向の距離を返します。グリフが完全に基点より右にある場合 は正の値です。
x_bearing=(x_bearing)
set_x_bearing(x_bearing)
Since 1.7
y_bearing
表示するグリフのもっとも左側の部分の基点からの垂直方 向の距離を返します。グリフが完全に基点より下にある場合 は正の値です。
y_bearing=(y_bearing)
set_y_bearing(y_bearing)
Since 1.7
to_s

参考

変更履歴