Cairo::FontOptionsクラス
フォントを描画するときに使われる全てのオプションを含んだオブ
ジェクトです。
Cairo::FontOptionsのそれぞれの機能は、Cairo::FontOptions#antialias
やCairo::FontOptions#set_antialiasのようにアクセスできます。
将来、新しい機能がCairo::FontOptionsに追加されるかもしれませ
ん。
Cairo::FontOptions.new
-
全てのオプションがデフォルト値に初期化された新しい
Cairo::FontOptionsオブジェクトを作成します。
antialias
-
アンチエイリアスのモードを返します。
antialias=(antialias)
set_antialias(antialias)
-
アンチエイリアスのモードを設定します。これはテキストを
描画するときに使われるアンチエイリアスの種類を指定しま
す。
- antialias: :defaultや:noneなどCairo::Antialiasに定義
されている定数名と同じもの。大文字小文字は関
係ありません。また、シンボルではなくて文字列で
"default"のように指定することもできます。もちろん、
Cairo::Antialiasに定義されている定数を指定するこ
ともできます。
dup
-
コピーします。
eql?(other)
-
selfとotherの等価性を比較します。
- 戻り値: 全てのオプションの値が等しければ
true
を
返します。
hash
-
ハッシュ値を計算します。
hint_metrics
-
メトリクスのヒントモードを返します。詳細は
Cairo::HintMetricsを見てください。
hint_metrics=(hint_metrics)
set_hint_metrics(hint_metrics)
-
メトリクスのヒントモードを設定します。これはメトリック
スを装置単位の整数値に量子化するかどうかを制御します。
hint_style
-
フォントの輪郭のヒントスタイルを返します。詳細は
Cairo::HintStyleを見てください。
hint_style=(hint_style)
set_hint_style(hint_style)
-
フォントの輪郭のヒントスタイルを設定します。これはフォ
ントの輪郭をピクセルの格子に合わせるかどうか、忠実さや
コントラストを最適化するかどうかなどを制御します。詳細は
Cairo::HintStyleを見てください。
- hint_style: :defaultや:noneなどCairo::HintStyleに定義
されている定数名と同じもの。大文字小文字は関
係ありません。また、シンボルではなくて文字列で
"default"のように指定することもできます。もちろん、
Cairo::HintStyleに定義されている定数を指定するこ
ともできます。
merge(other)
-
Cairo::FontOptions#merge!を以下のように使うのと同じです。
options.dup.merge!(other)
merge!(other)
update(other)
-
otherのデフォルトではないオプションをselfに
マージします。破壊的な動作になります。この操作は
otherをCairo::Operator::OVERでselfの上に合
成したのと同じように考えることができます。
subpixel_order
-
サブピクセルの並びかたを返します。詳細は
Cairo::SubpixelOrderを見てください。
subpixel_order=(subpixel_order)
set_subpixel_order(subpixel_order)
-
サブピクセルの並びかたを設定します。サブピクセルの並び
かたは、アンチエイリアスモードを
Cairo::Antialias::SUBPIXELに設定しディスプレイ装置に描
画するときの各ピクセルの色要素の順番を指定します。詳細は
Cairo::SubpixelOrderを見てください。
- 2008-08-16: kou: 1.8.0対応。LCDFilter削除。
- 2008-08-16: kou: 1.7.4対応。
- 2007-05-24: kou: スタート。